2009/07/09

フィリピンの薬は成分が日本より多く副作用がこわい???

こんにちわ。

今回はフィリピンの医者の治療方法について
よく不満の声が聞かれるのでお話しします。

やはり日本人の皆様にとってあまり信用できないフィリピン人、
医者であっても不安に感じてしまうのは当然だと思います。

特に自分の言葉が通じず、文化や習慣のちがいもあり、
こちらの言いたいことがわかって貰えないという
もどかしさもあります。

そして良く聞かれるのですが
フィリピンの薬は成分が日本より多く副作用がこわい
といううわさ。
 
それからフィリピンの医者は
きちんとした検査もせず、ためしに抗生物質を飲ませて
様子を見るというやぶ医者が多い
というコメント。

これらは少し正解なところもありますが、誤解もかなりあります。

まずフィリピンで販売されている高額の薬のほとんどは
アメリカやヨーロッパの大製薬会社によって
つくられたもので、厳密な国際成分規格に合格しており
医者が患者に処方するときも、アメリカと同じ国際推薦処方量の規格に
したがって、その患者さんの体重に合わせて処方します。

特に子供に処方するときは厳密に処方量をその子の体重に
合わせて計算し処方するので、成分が日本の薬よりも多いということは
ありません。

ただ大人に処方する薬は国際的な成人の
平均体重に合わせた規格なので
極端に小柄でやせた方には少々成分が
多すぎるかもしれません。

とは言っても最近の日本人は全体的にフィリピン人より
大柄ですので、普段フィリピン人の患者さんにおこっていない副作用が
もっと大柄な日本人の患者さんにおこることはまずないと思ってください。

またフィリピン人は副作用について日本人よりも敏感でうるさいので
副作用がでる薬は医者も慎重に使用しています。それができない医者は
フィリピン人の間でも評判が悪いので、医者の評判もある程度参考にしてください。

日本の薬は世界でも独特のもので、正露丸や葛根湯などの漢方薬と
西洋の薬を両方使い、医師によって少し配合を変えてみたりできるので
アメリカやフィリピンの医師にはわかりづらい薬を使っています。

逆に言うとそれになれた高齢の日本人の方は西洋の薬にあまり馴染めず
不快感や胸焼けなどに悩まされる方もいると思います。

ですから、もし不快感や胸焼けなど、何かおかしいと思いましたら、
そのことをすぐに医師に訴えるようにしてください。

そしてどんな副作用がおきやすいかなど
前もって医師に聞いておくのも良いかと思います。

フィリピンの医者もあなたに良くなってもらいたくて
薬を処方するので、薬を疑って飲まないのであれば
医者は何もできません。

もし疑いがあるのであれば、処方された薬を薬局で買うときに
その薬が何のためなのか、どんな副作用があるのかなど
聞くこともできます。

フィリピン人はたいがい薬局で買うとき、その薬の必要性など
人に聞いてから購入しています。
お金がないのであまり重要でない薬は 自分の判断で
買わずにがまんして治るのを祈ります。

フィリピンにやぶ医者が多いかどうかは
次回じっくりお話したいと思います。

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