2009/08/01

フィリピンに来て、最近微熱と倦怠感に悩んでる?

こんにちは

フィリピンに滞在していてかかりやすい病気の
一つにウィルス性の肝炎があげられます。

はっきりした症状がでず、気づかずにいる方も
けっこういますので注意が必要です。

肝炎の中にも種類があり、フィリピンで特に多く
みられるのがA型肝炎とB型肝炎です。

A型肝炎はフィリピンの道端の屋台などで売られている
衛生上あまりきれいでない水や食べ物をとおしてうつります。
屋台で使う食器は使いだめしたバケツの水で
洗っていることが多く、そこからA型肝炎のウィルスが
食べたひとにうつるわけです。

A型肝炎の症状は急に体の疲れがたまり、発熱とともに、
食欲不振, 風邪のような症状がでて、そのあとに皮膚や
白目が黄色くみえる黄疸があらわれます。

幸いA型肝炎は安静にしていれば1ヶ月ほどで自然に治り
免疫もつきますので特に心配はいりませんが
症状が現れている間は倦怠感や食欲不振で不安がつのり
またB型肝炎との区別がつきませんので、
やはり医者に診てもらい
検査をしてもらうことをお勧めします。

B型肝炎は主に性行為や注射器の共用などで
感染している人の血液が傷口などをとおして
体内に入ることで感染します。

そのためフィリピンの風俗などに出入りした男性の間に多く
女性の場合でも遊び歴のある男性と付き合っている方は
うつされることがあります。

B型肝炎にかかると大抵は微熱や倦怠感がつづき、
食欲不振のあと, 黄疸があらわれることが多いのですが、
まったく症状がないまま気づかずにいることもあります。

B型肝炎は自覚症状がないまま気づかずにいると
慢性肝炎となり
のちのち肝硬変や肝臓がんを誘発する可能性もでてきます。

注意しなければいけないのはB型肝炎をもった女性が
自覚症状がないまま子供を出産した場合、出産時における
出血で子供にB型肝炎をうつしてしまう母子感染もあることで
免疫能力のまだない赤ちゃんは
ウィルスを排除することができず持続感染におちいり
B型肝炎のキャリアとして自覚症状がないまま
成人して他人にうつすことがあります。

フィリピンでも病院で出産する母子にはB型肝炎の検査が
義務づけられており、見つかった場合はただちに
赤ちゃんにB型肝炎の予防接種をほどこすなどしていますが
実際フィリピンでは自宅で産婆さんによって出産するケースが
いまだに大多数を占めており、その場合は検査などしないので
気づかずに肝炎を持っている人がかなりいます。

B型肝炎の治療はやはり十分な栄養のある食事と安静を
保つことで肝臓の自然治癒を高めることです。

フィリピンでも医者にかかると肝臓に良いビタミン剤や
病院での静養でじょじょに様子をみながら治すのが
普通です。

慢性化したB型肝炎の治療には抗ウィルス剤や
肝臓の炎症を抑える薬など医者の処方箋をみせれば
薬局で買うことができる薬がありますが、
一粒2000ペソ以上する薬を毎日1年ぐらい服用しなければ
ならす、かなり費用的に高いので、
それを服用できる患者さんは少なく、
肝炎から肝硬変を誘発して亡くなる患者さんが結構います。

ですからフィリピンに遊びにきている男性の方は
倦怠感や微熱などに気づきましたらすぐに
医者に診てもらい検査してもらうことをお勧めします。






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